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うつつなき太守(なりきりです)による歴ヲタの備忘録

湘南VS浦和…J1開幕戦、やはりレッズは強かった……

Non Stop Football、湘南スタイルを証明する勝負の年、J1リーグ2015シーズンがいよいよ開幕した。開幕カードはホームに浦和レッズを迎えての一戦。NHK-BSの中継もあり、前売完売14,446人の観衆をギュウギュウにつめこみ、ジャイアントキリングの舞台装置はしっかり整ってはいたんじゃが……

 

 

2015 J1 第1節 Shonan BMWスタジアム 平塚
湘南ベルマーレ 1−3 浦和レッズ

やはりJ1は甘くない。終わってみれば完全に浦和のゲームでした。運動量、ハードワークとも浦和にお株を奪われた印象じゃ。

もちろん、ぜんぜん通用しなかった、というわけではなく、大槻のシュートに至った人数をかけたカウンターの場面など、前半は湘南らしさを出せていたように思う。少なくとも遠藤航のPKで先制、自身の第2子誕生を祝うゆりかごダンスを踊ったあたりまでは、湘南ペースじゃった。

それだけに、セットプレイからあっさり追いつかれてしまったことが、じつに悔やまれる。あの場面、秋元の飛び出しがちょっと遅れたような気もしたんじゃが、まあ、キッカーと、ヘディングを決めた興梠をほめるべきでしょうね。

後半は浦和ペースで試合がすすんでいく。湘南も岡田翔平山田直輝を投入するが、効果的な交代カードにはならず。

そして残り15分、「ここで山田直輝が決めてくれたら……」なんて、都合のよい、劇的な展開は訪れず、宇賀神、那須に立て続けに決められて万事休す。

ゼロックスACLと一足先にシーズンに入り、公式戦連敗中だった浦和の勝利への執念が湘南を上回ったということじゃな。

それにしても柏木、ズラタン抜きでこの強さ、浦和はやはり強かった。

試合後の浦和、ペトロヴィッチ監督の談話

試合前のメディアの報道では、どれだけ湘南がJ1で旋風を起こせるのか、浦和に対してどれだけやれるのかという注目を集めたゲームだったと思いますが、ただ、少しサッカーが分かる方なら、浦和と湘南の違いというのは試合をする前から分かるんじゃないかと思います。リスペクトはするしいいチームだが、やはり湘南というチームはJ1になんとか残れればいいというチームだと思っている。サッカーというものを、皆さんもう少し現実的に見られたほうがいいと思います。結果的に勝利できましたが、勝利した中に、浦和と湘南の違いは見せられたゲームだったと思います。

ちょっとカチンとくるけれど、今日の試合だけをみれば、そのとおりだから、何をいわれても仕方がない。そもそもペドロヴィッチは最近、マスコミへの不信感でイライラが募っている感じもする。

大槻はよく身体をはって頑張ってはいたけれど、後半は運動量も落ち、起点になれず。期待のブルーノ・セザルはどうなんだろう。大竹も存在感が薄かったし、岡田も流れを変えられないままに無念の途中交代。

山田直輝がそれなりだったけど、前線の3人の組み合わせは、これからも試行錯誤が続きそうじゃな。

J1残留のノルマは開幕5試合で勝点5。J1に旅行ではなく、住むためにきた湘南にとって、これは軽々とクリアしたいところじゃが、対戦相手をみると、やはり簡単ではない。

次節の相手も強敵の鹿島だけに、しっかり修正して、臨んでほしいところ。まあ、開幕戦は相手が浦和ということで、ちょっと舞い上がりすぎていた感じもするんで、普段どおりいこうね、つぎは。

湘南ベルマーレ

ところで、選手入場時のアンセム、8Gのメインよりにいたからかもしれないが、歌声がてんでんバラバラのずれずれでしたな。あれは、なんとかしないといけませんよ。