渡辺麻友さんのミュージカル「アメリ」に行ってきた。この感動を忘れないように備忘録を書き留めておく(かなり間が空いてしまったが……)
観劇したのは5月18日の初日! 仕事をきりあげて天王洲アイル駅に到着すると、まゆヲタらしき人々が銀河劇場へと向かっていく。ミュージカル女優・まゆゆの初日を見届けようという思いはみんないっしょじゃ。
麻友さん本人もかなり気合が入っているようじゃし、かなりの緊張している様子が日々のつぶやきからみてとれる。わしらも応援せねばなるまいよ。もっとも、ミュージカルはコールとかサイリウムとかなしなので、心の中の声援と拍手で応えるのみじゃがな。
わしは映画「アメリ」をみてないので、なんの予備知識もない。ミュージカル「アメリ」の公式サイトにはこうある。
想像力は豊かだが、周囲とのコミュニケーションが苦手な少女・アメリは “妄想の世界”が一番の遊び場だった。22歳になり、モンマルトルのカフェで働いている今でも、周りの人々を観察しては日々想像力を膨らませて楽しんでいたが、ある出来事をきっかけに、他人を幸せにすることに喜びを見出し始める。 彼女なりの方法で他人を幸せにしていくアメリだったが、自分の幸せにはまったくの無頓着だった。
ところが、スピード写真のボックスに残された他人の証明写真を収集している不思議な青年ニノに出会ったアメリは、たちまち恋に落ちてしまう!しかし、自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ず――
アメリ、ひょっとしてじっさいの麻友さんに通じるところがあるかも?
天王洲銀河劇場にはたくさんのお花。「サヨナラ、えなりくん」からもあったぞ。
感想についてはネタばれになると申し訳ないので簡単に(というか、言葉で表現する自信がないw)。
麻友さんが歌が上手いことはわかっていたし、表現力が豊かなのも知っていたが、それはまあ、あくまでもAKBの中での話。じゃが、卒業して初めての(といってよいじゃろう)大舞台の初日、大きなプレッシャーがある中で、「よくぞここまでみせてくれました!」と感嘆。真っ赤な衣装で、不思議ちゃんのアメリを歌に芝居に熱演する麻友さんに釘付けになった。
すでにミュージックフェアで「夢見る人は生きづらい」は披露されていたが、この日の舞台ではもうその破壊力は2倍増し、いや3倍増し! 鳥肌が立ったぞ。これが「新・渡辺麻友」。これからはもう「まゆゆ」とか呼んではいけないレベルじゃ。
カーテンコールはもちろんスタンディングオベーション。麻友さんは3回も出てきてくれた。堂々たるミュージカルスター誕生の日。となりのまゆヲタさん(女性)ハンカチで涙ぬぐっているし、わしも拍手で手がグローブになるかと思ったわい。
じゃが、プレッシャーから解放された安心感からか涙ぐんでしまい、トークがテンパってぐだぐだになった麻友さんは、やっぱりまゆゆで、ほっとした感じもw
注目のキスシーンは……「ありました」とだけいっておこう。どんなんかはぜひ、劇場に見に行ってほしい。相手のニノ役の太田基裕さんも笑顔がさわやかな青年じゃったぞ。
共演者のみなさんも麻友さんを盛り立ててくれている感じがして素敵じゃったぞ。わし的にはリトル・アメリを演じた藤巻杏慈ちゃんの愛らしさと歌声にびっくらこいたけどな。あと、プロジェクションマッピングによる演出も見所じゃ。シンプルなセットがあんなふうに映えるんじゃから、現代舞台のハイテクとはすごいもんじゃよ。
観劇して感激した! あれこれ書いたが、当日券もあるし、麻友さん推しじゃない方にもぜひ見ていただきたい。あったかい気持ちになれること、まちがいなしじゃよ。