幕末・近現代
北越戊辰戦争で、長岡城を奪還した河井継之助が被弾した場所はいったいどこなのか。わし、前々から気になっておったのじゃが、どうやらそれらしい場所が特定されていると聞いたので、先般、新潟にいった時に立ち寄ってみた。今回はその話を聞いておくれ。 河…
「加茂軍議」とは、越後方面の戊辰戦争を大きく左右した重要な軍事会議じゃ。長岡藩軍事総督・河井継之助のリーダーシップや戦略的な決断が、歴史に与えた影響などを紹介したいと思う。過日、新潟に遠征し加茂を旅した備忘録も含めて紹介するぞ。 青海神社(…
慶応4年(1868)1月3日、鳥羽伏見の戦いが勃発した。ということで、今年はじめての更新は、鳥羽伏見の戦いについて書こうと思う。 鳥羽伏見の戦い 鳥羽伏見の戦いとは 圧倒的に優勢だったはずの幕府軍 そもそも徳川慶喜は戦うつもりはなかった 慶喜は会津…
今回はかつて訪れた旅の備忘録も兼ねて相馬中村藩について。相馬中村藩は6万石、藩主は相馬氏で家格は柳間詰め外様大名、後に帝鑑間詰め譜代大名に列せられている。戊辰戦争では初め奥羽越列藩同盟に加盟して新政府軍と戦うも追い詰められて降伏。その後は…
夏の長岡探訪備忘録のラスト。河井継之助の名言をいくつか集めて、わしもこれからの日々の仕事や人生の指針にしたいと思う。 河井継之助
今回も夏の長岡探訪備忘録の続きじゃ。北越戊辰戦争の激戦地、八丁沖古戦場パークに行ってきたので、その戦いと河井継之助の「口上書」(檄文)についてあれこれ書いてみたい。 八丁沖古戦場の碑(新潟県長岡市)
長岡探訪備忘録の続き。北越戊辰戦争の激戦地、摂田屋、榎峠古戦場、朝日山古戦場、森立峠など、ぶらぶらしてきたので、その旅日記じゃよ。 榎峠古戦場パーク
先日、久しぶりに所用で長岡に行ってきたが、映画「峠 最後のサムライ」も観たことじゃし、小千谷に立ち寄り、河井継之助と岩村精一郎の小千谷談判が行われた慈眼寺にも行ってきた。今回は、小千谷談判がなぜ決裂したのか、河井継之助の真意はどこにあったの…
薩摩を旅したときに天璋院篤姫さまにもお会いしてきた。篤姫さまといえば、宮﨑あおいさんの大河ドラマが印象的で、最近では北川景子さん、上白石萌音さんも素敵じゃったな。 天璋院像(鹿児島市 鶴丸城内) 島津分家の今泉島津家から将軍家御台所に輿入れ …
太守の鹿児島訪問記の最後はやはり「西郷どん」リスペクトで城山じゃ。鹿児島の市街地の中心部に位置する標高107mの城山は、錦江湾や桜島が望めるスポット。西南戦争最後の激戦が行われ、西郷隆盛が自刃した場所として有名じゃな。 城山展望所から眺める桜島…
鹿児島を漫遊したとき、歴史ロード「維新ふるさとの道」をぶらぶらした。この甲突川沿いの下加冶屋町は、西郷隆盛、大久保利通、東郷平八郎ら幕末明治の偉人を多数輩出している地域じゃ。川岸約440mには、そのことを顕彰し、歴史を学べる解説板が設置してあ…
先日、所用があって鹿児島を訪問したので、枕崎まで足を延ばしてきた。目的地は、坊ノ岬沖海戦で海に沈んだ戦艦大和乗組員ら英霊たちを慰霊する平和祈念展望台じゃ。映画「男たちの大和/YAMATO」公開時には、ずいぶん注目のスポットだったようじゃが…
先日、横須賀をぶらぶらと歩いておったら、坂本龍馬の妻・お龍さんと会ったぞ。そういえばこの日は旧暦で、お龍さんの誕生日なんじゃな。竜馬の妻・楢崎龍は天保12年6月6日(1841年7月23日)の生まれ。幕末最大のヒーローの妻にしては、その晩年は寂しく、悲…
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仙台戊辰戦史所縁の地を歩いてみたシリーズその5は旗巻峠。ここは仙台藩と相馬中村藩の境にある要衝で、戊辰戦争で仙台藩最後の戦いとなった地じゃ。新政府軍と壮絶な激戦が展開されたが、けっきょく仙台藩は領内に敵の侵入を許し、藩論は降伏へと傾いてい…
宮城県との県境にある福島県相馬郡北東部にある新地町は、かつての仙台藩と相馬中村藩の藩境じゃ。戊辰戦争ではこの付近で、新政府軍と仙台軍の激しい戦いが繰り広げられておる。ここ御殿岬は、仙台藩松山隊が追い詰められた場所。撃たれる者、斬られる者、…
仙台戊辰戦史所縁の地を歩いてみたシリーズその3は龍雲院。博徒を率いて新政府軍に30連勝した、あの「からす組」こと衝撃隊隊長・細谷十太夫直英のお墓に手を合わせてきたぞ。境内の細谷地蔵はハゲハゲじゃったけどな…… 細谷地蔵(仙台市・龍雲院)
仙台戊辰戦史所縁の地を歩いてみたシリーズその2は玉虫左大夫誼茂。玉虫は奥羽越列藩同盟を主導した仙台藩士じゃ。ユアスタ参戦の翌日、市内の保春院にお墓参りをしてきたので、備忘録を兼ねて玉虫左のことを書いておく。 玉虫左太夫(Wikipedia)
ユアスタ遠征にあたり、仙台戊辰戦史所縁の地を歩いてみたシリーズ。まずは市内の清浄光院で、額兵隊隊長・星恂太郎のお墓に手を合わせてきた。 星恂太郎
昭和20年4月7日、九州坊ノ岬沖で大和が沈没。伊藤整一海軍大将、有賀幸作艦長以下、乗員4000人の命が散華した。大和ミュージアム訪問記の備忘録として、今日は戦艦大和の最後についてじゃよ。
呉市にある「大和ミュージアム」にいってきたので、今日は戦艦大和についてじゃよ。 大和ミュージアム 大和は世界3大バカ? 無用の長物? 床の間の置物? 量の不足を卓越せる質で補うより道なし しかし、大和はさいごまで本領を発揮できず 快適だったらしい…
本日5月11日は新選組の鬼の副長・土方歳三の命日じゃ。明治2年5月11日(1869年6月20日)、箱館戦争でにおいて、土方歳三は弁天台場で孤立した新選組を救うために出撃し、一本木関門で戦死した。 高幡不動でお会いした土方歳三さん
おやっとさあ! 大河ドラマ「西郷どん」がついに最終回。維新の英傑・大西郷が主人公なだけに、「史実無視」だのなんだのいろいろ酷評されていたけど、わしはこの1年間、十分に楽しませてもらったぞ。ということで、今回は明治編を振り返りながら、西郷隆盛…
150年前の今日、明治元年9月22日は会津が落城した日。幕末会津の悲劇は、ほんとうに胸を締め付けられる。戊辰150年の今年、凄惨な会津戦争を避けることができなかったか。そんなことを考えておると、一人の人物の死がなんとも残念に思えてくる。会津藩の開明…
二本松城訪問記の続き。二本松藩といえば、やはり二本松少年隊じゃな。 二本松城
本日は、仙台遠征の帰路に二本松を訪れたときの備忘録。戊辰150年、全藩上げて、奥羽越列藩同盟に殉じた二本松藩と二本松少年隊。この義藩については、涙なしには語れない。 二本松少年隊
「仙台からすと十六ささげ、なけりゃ官軍高枕」。昔からこの俗謡がどうも気になっていた。「仙台からす」は仙台藩士・細谷十太夫が率いた衝撃隊・通称「鴉組(からすぐみ)」は有名じゃが、棚倉藩の「十六ささげ」はどうもよくわからん。ということで、白河…
奥州の関門・白河は戊辰戦争の激戦地である。今年は「明治150年」、すなはち「戊辰150年」。ということで、仙台遠征の帰路に立ち寄って来たぞ。
大河ドラマ「西郷どん」は「島」編が終了。二階堂ふみさん演じる愛加那ちゃんの切ない演技に涙した人も多かったじゃろうな。かくいうわしもそうじゃ。ということで、今回は愛加那ちゃんと西郷の奄美での生活についてじゃよ。
「西郷どん」では月照と西郷が錦江湾に身投げしたので、今回は勤王僧・月照について書いておくぞ。